2018年1月22日 / 最終更新日:2020/07/07
文字にも表情があるんです。【チラシづくりのコツ】
こんにちは。
池田市・川西市・宝塚市・豊中市など北摂地域を中心に、女性目線で名刺・チラシ・ロゴ・ホームページデザインのワタナベです。
普段何気なくみている書体
先日、阪急電車に乗った時、満員電車で身動きできないので、車内吊りばかり見ていました。
頭上には「ゴッホ展」
行きたいな〜と思って見ていて、ふと。
ゴシック体と和風書体がタイトルに混じっているのが上手だなと思いました。
ゴシック体と和風書体はそれぞれ文字のもつイメージが違います。
チラシなどの広告を見る時に、書体(文字)によるイメージは補助的な伝達になるので、見逃されがちですが、伝えたい内容に合った書体を選ぶことは実はとても大切なんです。
実際に写真を例に見て見ましょう。
高い視認性をもつゴシック体
ゴシック体は縦横の線の太さが均一な特徴をもつ為、視認性の高い書体(文字)です。
上記の「ゴッホ展」も太いゴシック体を使っているので、車内吊りでも見やすいのです。
線幅が太い場合は「男性的」「活発な」「安定した」イメージを持ちます。
線幅が細い場合は、長文を流すのに向いています。
細くなるにしたがって女性的な印象になります。
線幅が太い場合(ゴシック体)
線幅が細い場合(ゴシック体)
いかがでしょう?
同じ書体(文字)でも印象が違うのです。
女性らしい雰囲気の写真に、違う書体を入れて比べて見ましょう。
ゴシック体を入れて見ると・・・
遠くからも見やすそうです。
和風の書体(行書体)にしてみると・・・
いかがでしょう?大福の「和」のイメージに合っていますね。
なんだか「上品な大福」というイメージになりました。
親しみやすい書き文字にしてみると・・・
可愛いらしくなりました。
生クリームでも入っていそうに感じるのは私だけでしょうか?笑
視認性の高いゴシック体と和のイメージを持つ行書体
ここまで読んだ後に、改めて見ると、遠くからも見やすいゴシック体で「ゴ・ホ展」を、和風書体である行書体「ツ」を組み合わせる事で、ゴッホの「外国」と日本の浮世絵の「和」が表現されていると思いませんか?
書体(文字)は、形・大きさ・太さでそれぞれイメージが違います。
書体(文字・形)と線幅(太さ)、それぞれの関係で伝わるイメージは変わります。
「遠くからも目立つようにしたい。」という「目的」があるなら、それにあった書体(字体)を。
「上品なイメージを伝えたい。」という「イメージ」があるなら、それにあった書体(字体)を。
チラシを作る時には、「目的」「イメージ」を考えて選びましょう。
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